協会けんぽでは、毎年10月に現金給付受給者状況調査を実施しています。
この調査は、全国健康保険協会管掌健康保険(法第3条第2項被保険者を除く。)の傷病手当金の受給者の状況を調査し、事業運営のために必要な基礎資料を得ることを目的としています。
以下は、この調査結果から得た2021年10月に支払われた傷病手当金の傷病別の支給割合の上位3つです。
1 精神及び行動の障害 32.96%
2 新生物 14.56%
3 特殊目的用コード 10.79%
※特殊目的用コードは、新型コロナウイルス感染症を含む
一番割合の高い「精神及び行動の障害」は、1995年は4.45%、2003年は10.14%、そして2021年には 32.96%と増加しており、メンタルヘルス不調が個人にとっても、企業にとっても、社会にとっても深刻な状況となっていることが分かります。
企業として対応できることばかりではありませんが、まずはセルフケア、ラインケアの徹底から対策を進めましょう。
協会けんぽ「現金給付受給者状況調査(令和3年度)」https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/honbu/cat740/c2022101201.pdf