2019年02月01日

キャリコン通信Vol.6 「女性活躍推進」は「働き方改革」

先日、ある業界団体様へ向けて「女性活躍推進と育児介護休業規程」という内容でセミナーを担当させていただきました。

人手不足が深刻になり、女性の就労人口を増やしていくことが、日本全体の課題になっています。調べてみると約30年前と比べて、非正規雇用といわれるパートやアルバイト、契約社員などは約2倍に増えていますが、正規雇用、いわゆる正社員は微増に留まります。一方、直近データでは女性の就労人口は3,000万人弱と増加傾向です。

 

多くの女性の働き方の特徴として、結婚、出産、育児、介護など、自身あるいは家族のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を選択し、社会とのつながりを持っているといえます。

このような働き方への制約は、女性特有とも思われてきましたが、今後は誰もが直面する可能性があります。

例えば、男性でも配偶者や親の介護、病気などが原因で、今までの働き方が維持できなくなくなることは大いにありますし、実際、介護を理由とする退職も増加し、問題となっています。


2016年4月に施行された「女性活躍推進法」は、基本原則の中に「男女が共に協力して仕事と家庭の両立を図るものである」ということが書かれています。

「女性」に限らず「男女」が働きやすい職場つくりへの取り組みの一つとして、「長時間労働の削減」「有給取得」などの「働き方改革」があります。長時間労働を削減することなしに、仕事と、育児や介護との両立は不可能です。特に男性がこうした家庭での役割を果たすことが、ますます求められている昨今、安心して働き続けてもらうためには、必須と言えるでしょう。

また、出産、育児、介護、病気などの当事者になったとき、退職という選択肢を考えることなく、キャリアが中断しないような職場環境づくり、利用可能な諸制度の周知を、普段から進めていただくことが大切です。私たちも、そうした情報をこれからもお伝えしていきたいと思います。

 

そういった会社にこそ、働く意欲のある方が集まり、定着するのではないでしょうか。

2018年11月28日

キャリコン通信Vol.5

 受賞式08ホームページでもご紹介したとおり、厚生労働省主催の「グッドキャリア企業アワード2018 イノベーション省」受賞の表彰式に出席してまいりました。

https://www.sr-harmony.jp/article/16046116.html

 

役員含め26名という私たちハーモニーがその中に名を連ねることができたことは大変嬉しく、それも皆さまのご支援があってのものと改めて感謝申し上げます。

 

では、この「グッドキャリア企業アワード」というのはどんな賞なのでしょう。

 

まず、日本経済は今後も予測不可能、不確実である、だから会社は、従業員が自らキャリア形成を考える機会を与え、一人一人の能力を引き出し、人生も含めた多様なキャリアパスを設け、計画的に実行できるよう支援しましょう、という社会的な背景があります。

 

それに対して、自社の課題に取り組み、従業員の自律的なキャリア形成について、計画、実行、支援、そして成果が認められた企業を表彰しましょう、というものです。

 

今回は、ハーモニーがどのような取組をしているのか、一部をお伝えします。

 

私たちは、日々の業務はチームごとに行っています。

日常的な報告や共有はメールやチャットワークを利用していますが、対話も大事です。

 

週1回はチームミーティングを行い、情報共有やスケジュール確認、課題解決の場としています。社員、パートタイマーの区別なく参加し、業務改善提案も自由に話し合われ、結果として業務の効率化に繋がることが多々あります。

 

ここで挙がった提案は各チームのリーダーが集まり、業務改善会議で全体の方針を決めて全体共有します。横の連携も大切です。

 

また、お客様に良い仕事をご提供するためには、法改正など日々最新の情報にあたり、個人が知った情報を全員で共有することに重きをおいています。業務改善会議や情報共有ツールを活用して、誰もが自発的に情報共有を行う仕組みや風土ができています。

 

更に、社員を中心に定期的に外部のセミナーに参加する機会を設けています。

自己研鑽のための情報ツールやDVD教材もかなり充実しています。今後はパートタイマーの方にも希望者を募り、スキルアップのためのセミナー参加を計画しています。

 

外部のセミナーとともに社内の教育機会も大切にしています。

毎月1回、コンサルタントが持ち回りでテーマを決めて、勉強会を開催しています。年金、助成金、実務対応、ITネットワーク、経営理念など多岐にわたり、聞くだけでなく参加型の勉強会です。

その他、上司と部下のチャレンジ目標面談、代表との個人面談で各人のキャリアについて支援する仕組みも、数年前から続けてきました。

 

この度の表彰式で、グッドキャリア企業アワードの受賞企業の事例をうかがって、たいへん刺激を受けました。私たちにも、まだまだ取り組むべきことはたくさんあり、またその取り組みを多くの会社に広げていくことも、社労士としての社会的使命であると、改めて気づくことができた、大変貴重な機会でした。

2018年09月21日

キャリコン通信Vol.4

社労士法人ハーモニーが法人化して第5期が終わり、第6期を迎えました。

先日、Facebookでも取り上げましたが、初めて「経営計画発表会」を行いました。

私たちが目指す姿、そしてそのための中長期計画を全員で共有しました。役員一人一人から未来の話を聞くことができたことで、自分たちが日々どのように仕事と向き合い、何を目標にしていくのか、じっくりと考える機会となり、大変すばらしい時間となりました。

 

そのあと、キャリアコンサルタント企画として、社員でワークを行いました。

「経営計画発表会」の内容を理解しただけでなく、感じたことを言葉に出し、仲間から気づきを得て、学び会うことをみんなで体感したかったのです。約1時間で私と弊社のもう一人のキャリアコンサルタント石川がファシリテーターとなり、2グループに分かれて行いました。

 

弊社代表の徳永が創業から大事にしていたという言葉、そして経営理念の一番最初に出てくる言葉「親身」とはなんだろう?という問いをみんなで考えるワークです。

ハーモニー内での「親身」そしてお客様への「親身」という二つの側面でみんなで付箋に書き出し、対話をしていく形式で進めました。

チームや勤務年数も関係なくそれぞれの今の立場で考えられることを表現すると、いろいろなことに気づかされます。どんな価値観で仕事に向かっているのか、仕事を共にする仲間、そしてお客様への気持ち、なかなか日常の会話では出てこないその人の人間観に触れることができて、ぐっと距離が縮まったと感じられる1時間でした。

 

その時の様子はこちら

【Facebookページ】

 

これからの時代、これをやれば大丈夫、成功するというような方程式はなく、その時々の最善の判断が必要となってきます。多様な価値観を持つ人たちの集まりである組織が健全であるためには、企業の経営理念やビジョンの共有や一人一人の持てる能力を最大限に発揮していく環境を作っていくことが企業の成長、発展につながると信じています。

ワークをしたから、研修をしたから大丈夫ではありませんが、まずやってみること、そして少しずつでも関係性を作っていくことが大切ですね。

 

2018年04月20日

キャリコン通信Vol.3

 こんにちは。キャリアコンサルタント菊池です。

 

 この春新入社員、あるいは中途採用社員を迎えた会社も多いのではないでしょうか。

 来週からゴールデンウィーク(会社によっては取れないところもあるかと思いますが・・・)に入りますが、その直前までが社員の定着につながるか否かの一つの「ヤマ」ではないでしょうか。いわゆる5月病を防ぐためにも職場全体で働きやすい環境、良好な人間関係を築いていくことが重要です。(もちろん、継続が大切です)

 期待や不安な気持ちで入社した彼ら彼女たちは、4月は毎日慣れることに精一杯、毎日新しいことを覚え、気疲れもあることでしょう。一方で、職場を冷静に観察しているのではないでしょうか。職場の雰囲気、人間関係、仕事の内容、やりがいなど・・・

 前回お伝えした通り、会社を決めるときに一番重視するといわれるのが「職場の雰囲気」「人間関係がよい」です。入社してからの「雰囲気」「人間関係」の良し悪しでゴールデンウィークの過ごし方も変わってくる可能性が十分にあります。

 休暇明けも頑張ろう!と思える会社なのか、行きたくないな・・・と感じてしまう会社なのかは今後の定着のために大きな分かれ目ですね。

 者になってもらうために、最低この3つを意識してはいかがでしょうか。

 

ポイント1:声をかける/質問する

 「おはよう」「お疲れ様」などの挨拶でもいいですし、質問でもいいです。質問方法の代表的なものでクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンがあります。2つを上手く組み合わせると効果的です。「楽しい?」「難しい?」など「はい、いいえ」で答えられるような質問がクローズドクエスチョン。「仕事どう?」など「はい、いいえ」ではなく、話題を広げたり、相手の考え方を聞いたりできるのがオープンクエスチョンです。

 

ポイント2:価値観の違いを認め合う

 世代、育った環境が異なれば価値観、思考が違うのは当然です。欠点をみるより、良いところをみる方が健全です。同じ価値観の集まりより、色々な価値観がある会社には発展・成長があるのではないでしょうか。

 私たちハーモニーの名前の由来も1人1人の個性と長所を生かし、ハーモニーを奏でるように調和のある組織になるようにという気持ちを込めてつけたものです。

 

ポイント3:愛

 究極ですね。つまり、相手を思いやる心です。仕事だけでなく私自身も日々内省しながら、意識しております。

 

 人手不足といわれる今、入社してくれた貴重な人財です。「この会社に必要とされている」「やりがいがある」「成長できる」など前向きな気持ちでゴールデンウィークを迎えれらる、そんな組織にしていきましょう。

2018年02月26日

キャリコン通信Vol.2 2018.02

こんにちは。キャリアコンサルタント菊池です。

先日、弊社主催のセミナーで「よい組織風土をつくるためのコミュニケーション」という内容でお話しました。

講義の間にワークを取り入れ、職場の風土をよくするためにどんな取り組みをされているか皆さんに聞いてみました。各社各様、色々と工夫をされていらっしゃいました。

ある会社では、社員旅行や飲み会の参加率が悪くなったため、運動会や日帰り旅行に変更したそうです。業務外で会社の人と付き合うのは敬遠される傾向にあるとよく聞きます。しかし、運動やレクリエーションを一緒に行うことで皆が楽しみ、終わってから業務上のコミュニケーションもよくなり、やってよかったとおっしゃっていました。仕事の時にはわからない上司や部下の以外な面に触れ、親近感を持ち、その後の仕事に活かせるという経験は私もあるので、よくわかります。

そのような業務外でのコミュニケーションももちろん大切かと思うのですが、仕事での関係をよくするために意識的に話す機会を作ってみてはいかがでしょうかということも、そのセミナーでお話ししました。

よい組織風土は上司のコミュニケーションでつくられます。挨拶から始まり、ちょっとした声掛け、対話、傾聴、フィードバックなど、部下を応援する気持ちで接してみましょう。相手を思いやり、認め合うこと。私の以前の上司は「最近どう?」とよく声をかけていました。そんな一言でもいいですし、定期的に面談をして話を聴くのもいいでしょう。

 

こういうことをお伝えするのには、人手不足、採用難という問題があります。先日求人広告会社の方に聞きましたが、会社を決めるときに一番重視するといわれるのが「職場の雰囲気」「人間関係がよい」だそうです。「労働条件」や「賃金」はその次になることも多いとのこと。そして、労働局への従業員からの相談案件で一番多いのは「職場のいじめ、嫌がらせ」です。

人間関係が悪い職場は選ばれない時代になっています。入っても人が定着しないことから離職率が上がり、その結果採用コストが増える、人がいないため今いる従業員の負担が増え、そして受注機会を逸し、業績にも影響し、しまいには事業の継続も難しくなる悪循環に陥ってしまう可能性もあります。

 

そうならないために今ハーモニーでお勧めしているのが、「社員アンケート・ハラスメント研修」です。まずは社員アンケートで現状を把握し、課題に応じてコンプライアンスを遵守した改善提案、労務トラブルやハラスメント防止に向けた研修を通じてサポートします。

選ばれる会社つくりは現状を知るところから。従業員一人一人がその持てる能力を仕事に活かし、活き活きを働ける職場つくりを一緒に考えていきましょう。

興味のある方はこちらをご覧ください。

https://www.sr-harmony.jp/category/2084406.html

2018年01月18日

キャリコン通信Vol.1 2018.01

こんにちは。キャリアコンサルタント菊池です。

今回から始まる「キャリコン通信」では、キャリアコンサルタントの視点で、感じたことや学んだこと、また、セミナーのご提案などを発信していきます。

キャリアコンサルタントってどんな資格なのかというと「人の職業人生(キャリア)が活き活きと送れるための支援」と私なりに定義をしています。

人間ですから、長い職業人生の中で、悩み、葛藤、喜び、やりがいなどを感じ、考えながら皆さん、日々を送っていらっしゃるのではないでしょうか。

私も日々考え、少しでもお役に立てる情報を提供してまいります。

 

さて、今回は2月14日(火)開催のハーモニーの名物セミナー「ロウムカフェ」のご案内です。

人事労務について、気軽にお茶でも飲みながら、参加者の皆さまと語り合いましょうというコンセプトで始めて今回18回目となります。

私は最後の3部で「よい組織風土をつくるためのコミュニケーション」という内容でお話をさせていただくことになりました。

詳細は以下ご覧ください。

https://www.sr-harmony.jp/article/15058441.html#more

 

働き方改革の推進、同一労働同一賃金、人材活用など人の問題が経営課題となっており、また変化が大変激しい世の中、将来が不確実な時代となってきました。人事部門の方々と協働し組織に関わり、従業員一人一人のキャリア形成を支援したり、どんな状況にあっても自らのキャリアを形成し続ける基本的な力(=自律)を身に着けるような支援をしたりする働きかけが求められるようになってきています。

とは言っても、人の問題は一朝一夕では解決しません。

人を育てるのも、草木や花を育てるのと同じように、日々水やりをしたり、元気がなかったら肥料をやったりしたりなどメンテナンスが欠かせません。

多様な働き方、多様な価値観を持つ人材が集まれば、企業が繁栄し、イノベーションが生まれるメリットもあれば、残念ながら価値観が共有されず、いい結果が生まれないデメリットもあります。

こんな研修をやれば、こんな手法を取り入れれば組織はよくなるなんていう「魔法」は存在しません。しかし、日々の積み重ねで相手を知ろうとし、対話を重ねることは大変重要だと思います。

参加していただいた方が一つでもヒントを職場に持ち帰っていただくものがご提供できるよう、準備中です。たくさんの方々の参加をお待ちしております。

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